イナンナの冥界下り

シュメール神話『イナンナの冥界下り』を上演するための雑感を書くブログです。

ワークショップ

ワークショップ【狂言】お申し込み受付中です(奥津健太郎)

1月の狂言ワークショップ、日程変更のお知らせが以下にございますのでご確認お願いいたします。


みなさま、こんにちは。狂言の奥津健太郎でございます。

「海神別荘-狂言版-」いよいよ10日後となりましたこのところ毎週夜に全体稽古、その他個別の稽古もあって鏡花漬けです。鏡花の戯曲は言葉がとても美しいので、日常でもつい口ずさんでいたりします。その美しさの一端でもお伝えできればと思って作ったのがこのチラシです。

海神別荘狂言版チラシ表S
海神別荘狂言版チラシ裏S


「海神別荘」の準備と同時並行で進んでいるのが、てんらいの様々なワークショップ。第1回ワークショップは能と狂言合同で10月6日に開催しました。能面や狂言面を色々ご覧いただいたり、謡を謡ったりしましたね。大勢のご参加ありがとうございます


shoujyou

ご紹介した能面のひとつ、酒に酔った「猩々」です


そして、いよいよ11月1日から狂言ワークショップ始まります狂言は笑いの要素が強いですが、実はその基本は大真面目に「謡と舞」。「謡」を応用するとコトバになり、「舞」を応用するとシグサになります。狂言の演技の幅の広さを体験し、単発のワークショップではお伝えしきれない狂言の魅力を、ご一緒に探っていきたいと思っています

という内容ですので、基本的に月1回、来年3月までの継続参加をお願いします。11月1日まで新規お申し込みを受付中ですので、ぜひご参加ください。

ご参加ご希望の方は、 kyogen-kentaro@k00.itscom.net までお知らせください。お申し込みお待ちしています。

<内容予定>

会場:特記ない場合は「めぐろパーシモンホール リハーサル室」です。
http://www.persimmon.or.jp/know/hall_other.html

第1回 「能と狂言の違い」(能・狂言合同) 10月6日(木)19:00~21:00(終了) 
第2回 「狂言の発声1(謡とセリフ)」 11月1日(火)19:00~21:00(終了)
第3回 「狂言の発声2(呼吸と間)」 12月7日(水)19:00~21:00(終了)
第4回 「狂言の動き1(基本編・舞とシグサ)」 1月12日(木)19:00~21:00(終了)
第5回 「狂言の動き2(応用編・イナンナ地獄の門番ネティになる!)」 2月8日(水)19:00~21:00
第6回 「前回までの復習/着物と装束の着付」 2月22日(水)19:00~21:00
第7回 「最終回/総復習とミニ発表」 3月9日(木)19:00~21:00 (第7回のみセルリアンタワー能楽堂)

参加費1回2,000円を基準にお賽銭
用意するもの 白足袋・扇(扇の貸し出しもございます)

ご参加お待ちしています(奥津健太郎)

てんらいワークショップに【狂言】登場いたします!(奥津健太郎)

みなさま、こんにちは。狂言の奥津健太郎でございます。

さて、いきなりお詫びです私、本当に筆不精でブログ初登場です。申し訳ありませんこれからは「海神別荘~狂言版~」のこと、「イナンナの冥界下り」のこと、などなど書いていきたいと思っております

 

本日は、イナンナプロジェクト狂言ワークショップについてのお知らせです。イナンナプロジェクトの柱のひとつは狂言です。狂言は笑いの要素が強いですが、実はその基本は大真面目に「謡と舞」。「謡」を応用するとコトバになり、「舞」を応用するとシグサになります。


間狂言として緊張感をもって能の中にも登場し、学校公演では子どもたちを大いに笑わせもする、はたまた、多ジャンルとの共演もできる、伝統芸能「狂言」の懐の広さを身体で感じていただきたいです。


という内容ですので、基本的に月1回、来年3月までの継続参加をお願いいたします。単発のワークショップではお伝えしきれない狂言の魅力を、ご一緒に探っていきます。ぜひご参加ください。


kyogen

 

ご参加ご希望の方は、 kyogen-kentaro@k00.itscom.net までお知らせください。お申し込みお待ちしています

 

<内容予定>

会場:特記ない場合は「めぐろパーシモンホール リハーサル室」です。

http://www.persimmon.or.jp/know/hall_other.html


第1回 「能と狂言の違い」(能・狂言合同) 10月6日(木)19:00~21:00(終了) 
第2回 「狂言の発声1(謡とセリフ)」 11月1日(火)19:00~21:00(終了)
第3回 「狂言の発声2(呼吸と間)」 12月7日(水)19:00~21:00(終了)
第4回 「狂言の動き1(基本編・舞とシグサ)」 1月12日(木)19:00~21:00(終了)
第5回 「狂言の動き2(応用編・イナンナ地獄の門番ネティになる!)」 2月8日(水)19:00~21:00
第6回 「前回までの復習/着物と装束の着付」 2月22日(水)19:00~21:00
第7回 「最終回/総復習とミニ発表」 3月9日(木)19:00~21:00 (第7回のみセルリアンタワー能楽堂)

 

参加費12,000円を基準にお賽銭

用意するもの 白足袋・扇(扇の貸し出しもございます)


ご参加お待ちしています(奥津健太郎)

てんらいWS シュメール語ver.2 第一回 のお知らせ

イナンナの冥界下りプロジェクトのワークショップの二年目始まっております。

以前こちらでも告知していただきましたシュメール語のワークショップ、第一回目の日程が近づいてきました。

******記******

シュメール語で読む『イナンナの冥界下り』ver.2 第一回
講師 髙井啓介(たかいけいすけ)
参加希望・お問い合わせは→anisinin@gmail.comへ

日時:9月26日(月) 19:00~

基準受講料:2,000円(これは基準金額で実際にはお賽銭方式になります。お賽銭箱に2,000円を基準にしてお好きな金額をお入れください)
 
費用(初めての参加の回のみ):1
00円:初参加の方には油粘土とペンをお配りします。二年目だけど気分一新新しいのが欲しい!という方のためにも粘土とペンをまた用意してあります。 
 
会場東方学會2F会議室(東京都千代田区西神田2丁目4−1←神保町駅、水道橋駅、九段下駅から歩きます。たぶんどれも5分くらい。

二回目の10/24(月)も決まっています。その後は11/21, 12/19, 1/16, 2/13, 3/13の予定です。全部月曜日で三週間おきです。会場の予約が二ヶ月前までしかできないのですが、おそらくこのスケジュール通りに進むと思います。


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さて。
今年も『イナンナの冥界下り』の舞台をより深く味わうために
物語のなかからいろんなフレーズをシュメール語で読んでみます。

シュメール語は楔形文字で書かれていますが、
一つ一つの文字に意味があるところや、単語のなりたちとか、
文章の作り方とか、日本語にとても良く似ているので、
日本人にはとても親しみやすいことばです。

はじめての方は新しい驚きに出会いながら、
二年目の方も忘れていることを思い出しながら、
今年も楽しくシュメール語を味わってみましょう。

二年目は進化します。
今年はシュメール語やシュメール文化だけでなく、
そもそも西アジアの他の文化とか言葉とか
広く浅く(ひろくあさくです!)触れてみましょう。

ヒエログリフの解読とか、古いアルファベットの碑文の解読とか、
ルーン文字の解読とかポンペイの酒場のらくがきとか(←もはや西アジアではありませんが)
などなども、古代文字つながりで挑戦してみようと思います。

シュメール文明やメソポタミア美術に関するDVDを今年は見ようかと思ったり。
シリーズものにはしていないので、一回だけでも、途中からでも参加して
十分に楽しんでいただけます。

で、今年ももちろん文字を粘土に刻みます。
楔形文字を粘土に書いてみます。

あいうえ、から書き始めて、
自分の名前を、そして『イナンナの冥界下り』のフレーズを
いつのまにか上手に書けるようになります。
粘土とペンは初回にお配りします。二年目の方も新しくしましょう(ペンは慣れ親しんだものをお持ちいただいても結構です)。

というわけで、ことしも気楽に気軽に『イナンナ』とシュメール語、そして古代文明の素敵な世界を楽しんでいきましょう。
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会場にはだいたい25名ほど入れます。まだまだ定員募集中です。粘土とペンの準備がありますので、あらかじめメールでanisinin@gmail.comご出席の旨お知らせ頂ければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
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2月のてんらいワークショップのお知らせ

『イナンナ』の日本デザインセンターでの公演は無事に終了いたしました。足をお運びくださった皆様、お力をお貸しくださった皆様、本当にありがとうございました。二月の公演は終了しましたが、まだまだ『イナンナプロジェクト』は続いていきます。まずはワークショップのご案内です。

直前に迫ったものもあります。どうぞそれぞれのワークショップのスケジュールをご確認くださいませ。


●発声ワークショップ(第7回 最終回)

《総仕上げ!全身の繋がりを考えながら、五つの母音、グレゴリオ聖歌、イナン ナ賛歌を歌います》
2月19日(金)  19:00-21:30
講師:香西克章
会場:三田フレンズ 地下1階 第2音楽室
   目黒区三田一丁目11番26号
     最寄り駅:目黒駅、恵比寿駅から徒歩10分
     電話番号:03-3791-7901
基準受講料:2,500円(ですが、基本お賽銭です)
予約:katsuaki-1963-g.gould@i.softbank.jp


●ダンスワークショップ(第7回)
《ダンサーが毎日やっている稽古を簡単バージョンで体験》
2月21日(日)  17:00-19:00
講師:蜜月稀葵
会場:銀座・カマレホウジュ
住所:中央区銀座一丁目23番4号
基準受講料:2,000円
予約:カマレホウジュ 080-7952-6709
camale.info@gmail.com


●シュメール語ワークショップ(第6回)
《クルガラ・ガラトゥルと一緒に踊る》
2月22日(月)  19:00-21:00
講師:高井啓介
会場:東方學會2F会議室
住所:千代田区西神田二丁目4-1
最寄駅:神保町
基準受講料:2,000円
予約:event@inana.tokyo.jpまで。(いつもとメールアドレスが違います!)


●能楽ワークショップ(第6回)
2月25日(木)19:00〜
講師:安田登
会場:三田フレンズ 地下1階 第2音楽室
   目黒区三田一丁目11番26号
     最寄り駅:目黒駅、恵比寿駅から徒歩10分
     電話番号:03-3791-7901
基準受講料:2,000円
予約:info@watowa.net


●浪曲ワークショップ(第6回)
2月29日(月)19:00-21:00
講師:玉川奈々福
会場:亀戸駅前カメリアプラザ6F和室
※満員御礼となりました
たくさんのご予約ありがとうございました。


ご連絡が遅くなって申し訳ございませんでした。

てんらいWS シュメール語 第五回 (髙井啓介) のお知らせ

1月のシュメール語ワークショップのお知らせです。今回もお知らせするのが遅くなってしまい申し訳ございません。

●シュメール語ワークショップ(第5回)
1月25日(月)  19:00-21:00
講師:高井啓介
第五回:エレシュキガルと一緒に怒る
会場:東方學會2F会議室
住所:千代田区西神田二丁目4-1
最寄駅:神保町 
基準受講料:2,000円
予約:info@watowa.net 

今月の主人公は冥界の女王エレシュキガルです。
いつもの通りエレシュキガルの人物像に迫るところからはじめます。
そして粘土板に文字を書きます。先月からは楔形文字テキストの解読も始めました。
さらに『イナンナの冥界下り』の物語について楽しく多方面から考えて参りましょう。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 

シュメール語ワークショップ 第四回ご報告(髙井啓介)

シュメール語のワークショップの第四回目が12月21日(月)に無事終了しました。会場は今回も塚田有一さんのお花のスタジオ(リム・グリーン)が入っている東方學會ビル(神保町)の2F会議室でした。

出席者は22、3名程度だったでしょうか。今回は冥界の門番の神ネティさんが主人公でした。

シュメール語のワークショップは毎回三部構成になっています。
(1)その月の主人公についての簡単なレクチャー
(2)その月のフレーズを楔形文字で粘土に刻む
(3)舞台『イナンナの冥界下り』の台本のもとになったテキストと単語帳を使って文法を学ぶ
今回もそういう感じで進行しました。

最初に現在ひっそりと進行中のシュメールビール大作戦(仮称)についてのご報告から。これはもう少し形になってきたら改めてブログでもご報告するつもりです。 

IMG_2037ちなみに右の下手な絵は『ビールの入った甕に葦のストローを指す』の図


まずはじめは、『イナンナ』の舞台の台本として使われるテキストから、毎月、みなさんに覚えていただきたいシュメール語のフレーズを最初にご紹介するようにしています。
今回のフレーズはこれ↓↓でした。

『エガル イドゥ エガル エガル ネティ エガル ディリグシェ ガクル』
(門を開け!門番よ!門を開け!門を開け!ネティよ!門を開け!ひとりで私は入っていきましょう。)

IMG_2042

イナンナは七つのメを携えて冥界のガンゼル宮殿の入り口にやってきます。冥界のガンゼル宮殿はラピスラズリでできていてその奥深くに女王エレシュキガルが住んでいます。この宮殿には七重の城壁がめぐらされていて、その一つ一つに門があります。冥界のなかに入っていくには、この七つの門をくぐり抜けなければならないのでした。

この門を守るのがネティ神。門番にあたるシュメール語はイドゥ(i3-du8)です。この門に到着したイナンナはネティに向かって開門する(エガル e2 gal2-lu)ようにと促します。そのときにイナンナがネティに言ったのが先程ご紹介したフレーズです。開門されたら、一人きりで冥界に私は入っていく(ga-kur9)という決意をイナンナはネティに伝えます。

ネティはイナンナにどこに行くのかとか、何をしにきたのか、などと質問しつつ、最後には女王エレシュキガルのところに伺いを立てに行くことになります。以下どう展開していくかは来月のお楽しみです。

そして、今回みなさんに粘土板に書いていただいたのもこのフレーズでした。これまで三ヶ月にわたって続けているおかげで、楔形文字を粘土に刻むということにみなさんもうだいぶん慣れてきていらっしゃいます。とても美しい楔形文字に今回も出会いました^^

IMG_2046 IMG_2054

さて恒例の今回のはるき君の楔形文字アート。「ダースベイダー」でした。タイムリーな、実にタイムリーな。

ダースベイダー


みなさんに書いて頂いている粘土板の写真を何枚か載せました。とても美しいです。綺麗でとても読みやすく理解しやすい。

ところが、実際の粘土板はもう少し読みにくい。解読に少し頭を使う。

それはなぜかといいますと、文字が実はとてもくっついて書かれているからです。一つ一つの楔も実はもう少し深く厚く粘土に入り込んでいる。実際の粘土板はここの写真よりはもう少し読みにくいです。

ここまで、だいぶん文字を書くのになれて頂いたところで、次回からはもう少し文字をくっつけて書いていって頂こうと思っています。そうすると実際の書記が書いた楔形文字テキストの雰囲気がでてくると思います。
 
このあとで、みなさんに楔形文字テキストの解読に挑戦していただきました。今回はじめての試みです。P268918_l   P268918
                                         CBS13908 (ニップルで発見されたイナンナの冥界下りのテキスト、ペンシルバニア大学図書館所蔵)


上から4行目から5行目までを解読してもらいました。イナンナの依頼にネティが答えようとする場面です。テキスト解読のためには楔形文字の読み方を書いたサインリストを用意します。そのサインリストを見ながら文字の読み方を確定し、文字と文字をつなげて単語を確定していきます。単語は単語帳を調べると意味がわかります。

IMG_2057IMG_3321
                                               サインリストのようなもの

4   dne-ti i3-du8 gal kur-ra-ke4                  冥界の大いなる門番ネティ神は
5   kug dinana inim mu-na-ni-ib-gi4-gi4  清らかなるイナンナにことばを返した
 
最後に文法をちょっと考えながら解読した文章の意味を確認して、ワークショップが終了しました。解読はみなさんとても真剣。最初は、解読!えっ!という感じでしたが、最後には解読するワクワク感を味わっていただけたのではないかと思います。これからも解読を続けます。お疲れさまでした^^


次回のワークショップはもう来年になりますね。
2016年1月25日(月)に同じ会場にて。
ご予約は、和と輪 info@watowa.net まで。

次回の主人公は冥界の女王エレシュキガル。その夫ネルガルについても考えます。
楔形文字本文の解読もどんどん面白くなっていくと思います。
 
どうぞ次回もよろしくお願いいたします。

12月のイナンナ・ワークショップ

12月のイナンナ・ワークショップです。お知らせするのが遅くなってしまい申し訳ございません。すでに満席のワークショップもございますのでご注意ください。

●能楽ワークショップ(第5回)
12月17日(木)  19:00-21:00
講師:安田登
第五回: 
会場:場所:三田フレンズ 2階 レクリエーションホール
   ★前回とは違いますのでお間違えのなきよう
住所:目黒区三田一丁目11番26号
   最寄り駅:目黒駅、恵比寿駅から徒歩10分
   電話番号:03-3791-7901
基準受講料:2,000円
連絡先:info@watowa.net 

●発声ワークショップ(第5回)
12月18日(金)  19:00-21:30
講師:香西克章
第五回: 
場所:三田フレンズ 地下1階 第2音楽室
住所:目黒区三田一丁目11番26号
   最寄り駅:目黒駅、恵比寿駅から徒歩10分
   電話番号:03-3791-7901
基準受講料:2,500円
連絡先
katsuaki-1963-g.gould@i.softbank.jp
 
●浪曲ワークショップ(第5回)
12月18日(金) 19:00-21:00
講師:玉川奈々福
第五回:
会場:カメリアプラザ第一和室
江東区亀戸2-19-1 
基本受講料:2000円(別途教材費:CDと台本1000円or音源ダウンロードと台本:500円)
予約:プロジェクト福太郎 090-7001-6867 tamamiho55@yahoo.co.jp
※満員 
 
●シュメール語ワークショップ(第4回)
12月21日(月)  19:00-21:00
講師:高井啓介
第四回:冥界の門番ネティと一緒にイナンナを迎える 
会場:東方學會2F会議室
住所:千代田区西神田二丁目4-1
最寄駅:神保町 
基準受講料:2,000円
予約:info@watowa.net 

●ダンスワークショップ(第5回)
12月27日(日)  17:00-19:00
講師:蜜月稀葵
第五回: 
会場:銀座・カマレホウジュ
住所:中央区銀座一丁目23番4号 
基準受講料:2,000円
予約:カマレホウジュ 080-7952-6709
camale.info@gmail.com


シュメール語ワークショップ 第三回ご報告(髙井啓介)

シュメール語のワークショップの第三回目が11月30日(月)に無事終了しました。会場は今回も塚田有一さんのお花のスタジオ(リム・グリーン)が入っている東方學會ビル(神保町)の2F会議室でした。

IMG_4326

出席者は26名程度だったでしょうか。先月は女神イナンナに焦点を当てましたが、今回はそのおつきの神様ニンシュブルさんが主人公でした。

シュメール語のワークショップは毎回三部構成になっています。
(1)今日の主人公について簡単なレクチャー
(2)今日のフレーズを楔形文字で粘土に刻む
(3)舞台『イナンナの冥界下り』の台本のもとになったテキストと単語帳を使って文法を学ぶ

今回もそういう感じで進行しました。

IMG_4321


『イナンナの冥界下り』ではニンシュブルはとても重要な役割を持っています。イナンナは冥界に下る前に、自分が帰らなかった場合に何をすれば良いのかをニンシュブルに伝えておきます。大神たちのもとを巡り、最後に大神エンキに助けを乞うようにと言い残して冥界へ向かいます。ニンシュブルはそれを守って、のちに大神たちのもとを巡って、最後の最後にエンキからイナンナをよみがえらせる秘策を授かることになるのです。

『イナンナとエンキ』という神話のなかには、イナンナが七つのメをはじめとするたくさんのメをどうやって手に入れたかが書かれています。メはディルムンにあるエアブズ神殿にエンキが大事に保管していたのですが、イナンナはメがどうしても欲しくてたまらなくなり、あるときエンキを訪ねていって、宴会になり、酔っていい気分になったエンキから、メを全部もらってきてしまいます。イナンナは天の船アマンナにたくさんのメを乗せてウルクに戻ろうとします。酔いからさめて事の重大さに気づいたエンキは、おつきの神イシュムにイナンナを追わせ、メを取り返そうとするのですが、そのときにイナンナのために戦ってメを守ったのがニンシュブルでした。冥界に赴くときにイナンナが身につけたメは、こうしてニンシュブルが死守したメのうちの七つだったのかもしれません。

ニンシュブルが果たしていた役回りは、アッカド語の『イシュタルの冥界下り』ではパプスッカルという男性の神にとって変わられます。女神であったニンシュブルは後の時代にパプスッカルやイラブラトといった男神と同一視されるようになっていきます。このあたりもとても興味深いところです。

などなどをつらつらとお話ししてニンシュブル女神をご紹介しました。


そして第二部。シュメール語ワークショップが一番盛り上がるとき、楔形文字を刻む時間になりました。
今日のフレーズはこれ。

IMG_4322

ga-nu sukkal ~ は、イナンナが『ニンシュブルよ、こっちに来なさい!』と呼びかける場面に、歌手の辻康介さんが歌いあげるフレーズです。

でいきなり、これを書くのですが、楔形文字3回目にして、全部で3行、26文字といういきなりの難関です。細かい楔もたくさんありますし大変かもしれないと思いましたが、これだけの文字を書いていくと、楔形文字を書くということに間違いなく手が慣れていくのだなとわたしは感心してみなさんの粘土を見て回っておりました。

IMG_4351 IMG_4359


ちなみに今回のはるき君の楔形文字アートは、「バッハ!」だそうです。小澤征爾さんではなくて、「バッハ!」だそうです。

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実は「バッハ!」以上に、はるきくんの楔の形の入り方とてもいいなあ、なんだか当時の書記っぽいなあと思って眺めておりました。四本の楔が斜めに入って重なるあたりがとてもとてもそれっぽいです。次回のワークショップでは、当時の書記たちが実際に書いたいろんな粘土板を見比べてみたいと思います。

そうそう必ず最後に携帯で粘土板の写真を撮ってみてくださいね。肉眼で見るのとは違い、陰影がくっきり入りますので、とてもとても上手に写真に写りますから。これは絶対にそうなります。

IMG_4331

最後に、女性のことばであるエメサル、名詞のあとにつく接尾代名詞、
文章がそこで終わる動詞の使い方と、次の文につながっていく動詞の使い方など
文法について考えてワークショップは終了しました。


来月のワークショップは12月21日(月)に同じ会場にて。
ご予約は、和と輪 info@watowa.net まで。

次回の主人公は、冥界の門番ネティ、その他にも冥界のいろんな住民たちについて考えます。
そして楔形文字本文からネティが登場するテキストを解読してもみようかななどともちらっと考えております。
どうぞ次回もよろしくお願いいたします。



 


 

奈々福のガチンコ浪曲講座第四回(玉川奈々福)

第四回は、初めて「節の声を出してみる」をテーマに行いました。
「イナンナの冥界下り」でコロスをやってくださっている松山記子さんが写真いっぱい撮ってくださいましたので、
今回は写真満載。

この講座は、他の講座と違って、新規の受付をしておりません。
浪曲は、声を出すために体をかなり使います。
なので、初めての方々に習っていただくのに、段取りを考えてプログラムを組んでいます。
最初、節(歌うような部分)からは入らない。
啖呵(台詞や説明の部分)から入る。

DSCN0874
おお……真剣に一人一人を見つめる奈々福である。

ご自身がふだんふつうにしゃべっていることを、舞台上の表現にするための、いろは。
いかに、しゃべれないか、いかにクセがあるか、いかにコントロールが難しいかというのを自覚しながら、
お腹からまっすぐに声を出すということを第三回までに、さんざんやっていただいたあとで、やっと節となりました。

それまでの稽古がなくて、「節の声」を出すのは、危険なのです。

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それでも、今回も啖呵の復習から。

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徹底的な個人指導です(笑)。

そして、いよいよ三味線とともにうなってもらいました。ただし。うなるまでに、お手本を「百回聞いてきてね」とお伝えしておきましたが(笑)。
西洋音楽に慣れた耳で、節の音を聴きとるのはけっこう大変なので、身体になじませてほしいのです。

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語り芸の極意をお教えしておりますのよ。

三味線という楽器がどういう楽器であるかもご説明しました。

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今回の講座は、沢村豊子師匠に弟子入りした典子さんに手伝ってもらっています。
彼女も修業中。一回でも数多く三味線を弾いたほうがいいので、みなさんの前で弾いてもらっています。

みなさんいっぱいいっぱい声出しましたねー!!!

次回は、三味線の音を聞き分ける、耳を鍛える稽古をします。そして浪曲のあんな節、こんな節をご紹介します。


てんらいWS 発声第4回WS終了!(香西 克章)

発声ワークショップ第四回、
 11/26(木)19:00~21:30 三田フレンズ 地下1階 第2音楽室 にて終了しました。

 第1回から体を知る、頭部 、首、体幹部に続き、第4回では、腕をとり上げました。

身体を整え、5つの母音での受講者お一人づつお聞かせ頂き、グレゴリオ聖歌を歌いました。
皆さん更に深く力強い声になって参りました。
凄い!
更に凄い事は、イナンナでライヤーと歌手として出演されました三野さん、
地謡に出演されました精神科医の大島先生が講座に参加してくだいました。
そして、三野さんはイナンナを演奏して下さり、大島先生は、”精神世界と歌”のお話をして下さいました。
という贅沢な会となりました。
次回第5回は 12/18(金)19:00〜21:30 三田フレンズ 地下1階 第2音楽室 声と身体の仕組みを更に深めようと思います。テーマは、”脚”です!
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