伝統芸能の力を思い知る集い
~能、狂言、浪曲~
伝統芸能は、なぜこんなにも長い間、続いているのか。
「そりゃあ、国から助成金とかいっぱいもらっているからでしょ」
そう思うのは大間違い。たとえば私たちが毎年開催している「天籟能の会」は、今まで一度も助成金をいただけていません。浪曲の会も同じ。日本は伝統芸能に対して、冷たいというか、薄情というか、なんともスパルタな国なのです(一部のものは除く)。
ならば、なぜ?
それはもちろん(!)伝統芸能には、すごい力や魅力があるからです。国からも地方自治体からも時代の流れからも冷たいあしらいを受けながら、持ち前のパワーで数百年の命脈を保っています。
むろん、伝統芸能によってその魅力や力は違います。同じ伝統芸能とはいえないほど全然違います。でも、その底流には現代の「消費文化」とか違う何かが流れているのです。今回は『イナンナの冥界下り』を支える3つの伝統芸能、「能」、「狂言」、「浪曲」の魅力を一気に体験していただきつつ、その力を思い知っていただき、さらには伝統芸能の底流に流れている何かを考えていきたいと思います。
参加者による座談会や、みなさまによるプチ体験もございます。
☆☆☆ 記 ☆☆☆
2月21日(火)19時~ 東江寺(広尾)
入場料:3,000円(てんらい会員は1,000円引き)
※限定 70名
~出 演 予 定~
能 :安田登、 槻宅聡(能管)
狂言:奥津健太郎、 奥津健一郎
浪曲:玉川奈々福、曲師(未定)
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