イナンナの冥界下り

シュメール神話『イナンナの冥界下り』を上演するための雑感を書くブログです。

2016年09月

「海神別荘~狂言版~」のチラシ(奥津健太郎)

みなさん、こんにちは。狂言の奥津健太郎です。

先日の初投稿に引き続き、またまたお詫びです「海神別荘~狂言版~」のチラシ画像をブログにアップしていませんでした本当にうっかりです。申し訳ありません


画像をクリックすると拡大します
海神別荘狂言版チラシ表S

海神別荘狂言版チラシ裏S


さて、気を取り直し~~今回の公演の見どころのひとつは、もちろん「実験道場」の身体能力Junko☆さんのヌンチャクさばきは目がぐるぐる回りますし、ギネス世界記録を持つメンバーも。舞台狭しと大暴れです。

「鮫だ!入道鮫でござりまするぞ」からはじまる戦いのシーンは必見ですよ。華麗な戦いの詳細はおたのしみです

あ、このシーン、ヲノサトルさんの音楽も本当に盛り上げます稽古場ではつい見入ってしまっています。

見どころ紹介またさせていただきますね

チケットのお申し込みは、event@inana.tokyo.jp までメールをいただくか、080-5520-1133(9-20時)にお願いいたします。

ご来場心よりお待ちしております(奥津健太郎) 

てんらいワークショップに【狂言】登場いたします!(奥津健太郎)

みなさま、こんにちは。狂言の奥津健太郎でございます。

さて、いきなりお詫びです私、本当に筆不精でブログ初登場です。申し訳ありませんこれからは「海神別荘~狂言版~」のこと、「イナンナの冥界下り」のこと、などなど書いていきたいと思っております

 

本日は、イナンナプロジェクト狂言ワークショップについてのお知らせです。イナンナプロジェクトの柱のひとつは狂言です。狂言は笑いの要素が強いですが、実はその基本は大真面目に「謡と舞」。「謡」を応用するとコトバになり、「舞」を応用するとシグサになります。


間狂言として緊張感をもって能の中にも登場し、学校公演では子どもたちを大いに笑わせもする、はたまた、多ジャンルとの共演もできる、伝統芸能「狂言」の懐の広さを身体で感じていただきたいです。


という内容ですので、基本的に月1回、来年3月までの継続参加をお願いいたします。単発のワークショップではお伝えしきれない狂言の魅力を、ご一緒に探っていきます。ぜひご参加ください。


kyogen

 

ご参加ご希望の方は、 kyogen-kentaro@k00.itscom.net までお知らせください。お申し込みお待ちしています

 

<内容予定>

会場:特記ない場合は「めぐろパーシモンホール リハーサル室」です。

http://www.persimmon.or.jp/know/hall_other.html


第1回 「能と狂言の違い」(能・狂言合同) 10月6日(木)19:00~21:00(終了) 
第2回 「狂言の発声1(謡とセリフ)」 11月1日(火)19:00~21:00(終了)
第3回 「狂言の発声2(呼吸と間)」 12月7日(水)19:00~21:00(終了)
第4回 「狂言の動き1(基本編・舞とシグサ)」 1月12日(木)19:00~21:00(終了)
第5回 「狂言の動き2(応用編・イナンナ地獄の門番ネティになる!)」 2月8日(水)19:00~21:00
第6回 「前回までの復習/着物と装束の着付」 2月22日(水)19:00~21:00
第7回 「最終回/総復習とミニ発表」 3月9日(木)19:00~21:00 (第7回のみセルリアンタワー能楽堂)

 

参加費12,000円を基準にお賽銭

用意するもの 白足袋・扇(扇の貸し出しもございます)


ご参加お待ちしています(奥津健太郎)

奈々福の”ガチンコ”浪曲講座vol.2第二回報告(玉川奈々福)

暑さ寒さも彼岸まで。すっかり涼しくなりつつもムシムシする長雨の長月21日、浪曲講座二回目でした。
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この講座は、途中参加を基本受け付けません。稽古を積み重ねていただくことを旨としております。
初回の課題。
「課題音源を、100回聞いて来ること」……スパルタと思われる方もおられるかと思います。
浪曲講座は「声を鍛える」講座と思われるかもしれませんが、まずは、浪曲の声節に、耳を馴染ませ、
聴き取る力を鍛えることを、第一としております。

あまりにハードルの高い宿題故に挫折率を期待しておりましたが、初回参加38名に対し、第二回目は初参加1名を含む34名。おお、あんまり挫折しない(笑)。

まだ、二回目ですからね。

今回からは、徹底的に身体をつかってもらう、声のお稽古です。
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課題1
「ああなりましてこうなってこうこうしかじかでこうなった」
これを、ひといきで、音の大きさ、長さ、発音、すべてをコントロールし、ひとつの波をつくってでこぼこしないで、言ってもらう。

課題2
「江戸は神田お玉が池北辰一刀流の道場を開いております千葉周作の門弟平手造酒」

課題3
「ご来場賜りまして、あつく御礼申し上げます。○○○と申します。演題は鹿島の棒祭り、お時間まで!」
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みなさん、顔真っかにして、暑い暑いと顔を仰ぎつつ、懸命に声を出します。
相当今回は身体つかいましたね。
自分の体は楽器。いろいろな声の出し方使い方があります。
とにかく、使っていきましょう。
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今回は、語り芸の語り分けの極意も伝授。
これができれば啖呵については、勝ったも同然です。
後半、三味線に耳をなじませ、ちょびっと節もやってみました。
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進歩、早い! みなさん目に見えてどんどん変わって行きます。
面白いなあ。私も体力使ってへろへろです。

てんらいWS シュメール語ver.2 第一回 のお知らせ

イナンナの冥界下りプロジェクトのワークショップの二年目始まっております。

以前こちらでも告知していただきましたシュメール語のワークショップ、第一回目の日程が近づいてきました。

******記******

シュメール語で読む『イナンナの冥界下り』ver.2 第一回
講師 髙井啓介(たかいけいすけ)
参加希望・お問い合わせは→anisinin@gmail.comへ

日時:9月26日(月) 19:00~

基準受講料:2,000円(これは基準金額で実際にはお賽銭方式になります。お賽銭箱に2,000円を基準にしてお好きな金額をお入れください)
 
費用(初めての参加の回のみ):1
00円:初参加の方には油粘土とペンをお配りします。二年目だけど気分一新新しいのが欲しい!という方のためにも粘土とペンをまた用意してあります。 
 
会場東方学會2F会議室(東京都千代田区西神田2丁目4−1←神保町駅、水道橋駅、九段下駅から歩きます。たぶんどれも5分くらい。

二回目の10/24(月)も決まっています。その後は11/21, 12/19, 1/16, 2/13, 3/13の予定です。全部月曜日で三週間おきです。会場の予約が二ヶ月前までしかできないのですが、おそらくこのスケジュール通りに進むと思います。


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さて。
今年も『イナンナの冥界下り』の舞台をより深く味わうために
物語のなかからいろんなフレーズをシュメール語で読んでみます。

シュメール語は楔形文字で書かれていますが、
一つ一つの文字に意味があるところや、単語のなりたちとか、
文章の作り方とか、日本語にとても良く似ているので、
日本人にはとても親しみやすいことばです。

はじめての方は新しい驚きに出会いながら、
二年目の方も忘れていることを思い出しながら、
今年も楽しくシュメール語を味わってみましょう。

二年目は進化します。
今年はシュメール語やシュメール文化だけでなく、
そもそも西アジアの他の文化とか言葉とか
広く浅く(ひろくあさくです!)触れてみましょう。

ヒエログリフの解読とか、古いアルファベットの碑文の解読とか、
ルーン文字の解読とかポンペイの酒場のらくがきとか(←もはや西アジアではありませんが)
などなども、古代文字つながりで挑戦してみようと思います。

シュメール文明やメソポタミア美術に関するDVDを今年は見ようかと思ったり。
シリーズものにはしていないので、一回だけでも、途中からでも参加して
十分に楽しんでいただけます。

で、今年ももちろん文字を粘土に刻みます。
楔形文字を粘土に書いてみます。

あいうえ、から書き始めて、
自分の名前を、そして『イナンナの冥界下り』のフレーズを
いつのまにか上手に書けるようになります。
粘土とペンは初回にお配りします。二年目の方も新しくしましょう(ペンは慣れ親しんだものをお持ちいただいても結構です)。

というわけで、ことしも気楽に気軽に『イナンナ』とシュメール語、そして古代文明の素敵な世界を楽しんでいきましょう。
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会場にはだいたい25名ほど入れます。まだまだ定員募集中です。粘土とペンの準備がありますので、あらかじめメールでanisinin@gmail.comご出席の旨お知らせ頂ければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
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緊急告知「海神別荘」狂言版を10月28日に公演いたします。

てんらい会員の方にはメルマガでご案内いたしましたが、泉鏡花原作の「海神別荘」の、なんと「狂言版」の公演が決定しました。

「海神別荘」は、明治6年生まれの泉鏡花が、大正2年、41歳のときに書いた戯曲。芥川龍之介や三島由紀夫、澁澤龍彦が絶讃した「妖怪戯 曲3部作」の1篇ですが、ここで描かれるのは、あでやかな官女たちの歌舞音曲が取り巻く海神公子の棲む海底の楼閣。海月と化した人の魂が漂う中、その楼閣 へ向かうのは、人身御供として公子のもとに嫁ぐ美女……。
そんな幻想世界の物語を、本年3月にカメリアホールにて上演しました。
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カメリアホールでの舞台(写真:御堂義乘)

この度は配役を一新し、「狂言」的演出で上演します。
これは、6月に那須の二期倶楽部「山のシューレ」で上演して大変好評だったもので、
なんと、ヒップホップと、お能の舞が融合する舞台です。
狂言の作品の中には、能をパロディにした作品がたくさんあります。「もどき」の手法を使って、悲劇の中に隠れている笑いを引き出すのです。どんな笑いが!?……お楽しみに!

泉鏡花原作『海神別荘』狂言版

日時 10月28日(金)18:30開場19:00開演 
場所 北とぴあ つつじホール(東京都北区王子1丁目11-1京浜東北線・南北線王子駅徒歩2分)

泉鏡花+僧都の声:東雅夫(アンソロジスト、文芸評論家)
芸者+侍女の声:玉川奈々福(浪曲師)
侍女:Junko☆(ダンサー)
執事たち:実験道場(ダンスユニット)
沖の僧都:笹目美煕(子方)
公子:安田登(能楽師ワキ方)
女房:奥津健一郎(子方)
美女:奥津健太郎(能楽師狂言方)

音楽:ヲノサトル 森山雅之
鏡花装束:北村紗希

入場料:全席指定 予約4000円
予約:イナンナプロジェクト事務局 event@inana.tokyo.jp 080-5520-1133(9時~20時)

9月(2016年)の寺子屋

以下は「和と輪」のメルマガで書いたことなのですが『イナンナの冥界下り』とも関連しますので、ここにも掲載します。

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天籟能では大変お世話になりました。

さて、8月はお休みしていた寺子屋ですが9月から再開いたします。

9月12日(月)と20日(火)です。

これから数回「あわいの時代」として「心の生まれる時代」に関して、さまざまなものを読んで行きたいと思います。

▼寺子屋:寺子屋
東江寺(とうこうじ:広尾)
東京都渋谷区広尾5-1-21
地図はこちらです→東江寺さんの地図
 
受講料:お賽銭

9月12日(月)19時~
  20日(火)19時~

飛び込みも歓迎ですが、参加お決まりの方は info@watowa.net へメールをお願いします。

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9月(2016年)からの寺子屋は「あわいの時代」のお話をして行きます。

9月12日(月)と20日(火)です。

『イナンナの冥界下り』の時代の話であり、さらにはこれからやってくる「心の次の時代」とも関係のある話です。シンギュラリティとも関連してきます。

かつてミシマ社さんから『あわいの力』という本を出しましたので、そちらをお読みになられた方には復習になります。また、本が出る前からも「あわいの時代」についての話はいろいろしてきましたので、寺子屋の常連の方は「もう聞き飽きたよ」という方もいらっしゃるかも知れません。

どうぞご寛恕を。

▼「あわいの時代」とは

「あわいの時代」の「あわい」というのは、簡単にいうと「間(あいだ)」のことです。

「じゃあ<間>といえばいいのに、なぜわざわざかっこつけて<あわい>というんだよ!」

…とお怒りの方もいらっしゃるでしょう。

が、簡単にいうと同じなのですが、簡単にいわないとちょっと(というかだいぶ)違うのです。

<間>というのは、たとえば「A」と「B」の間に挟まった部分、間隙をいいます。
間あいだ
それに対して<あわい>というのは「A」と「B」とが会っている部分、重なっている部分をいいます。<あわい>というのは「会う」から出来た言葉なのです。AとBの出会う部分、そこが「あわい」です。

 あわい

というわけで、「あわいの時代」というのも、ふたつの時代の重なった時代をいいます。

▼とつぜん変わる時代はない

「時代」って「はい。今日から鎌倉時代ね」なんて、そんな簡単には変わりません。平安時代の末期には、もう武は「力」を持っていたし、鎌倉時代になっても藤原定家なんて「武士の価値観なんて全然わからないよ」なんてことを日記に書いています。

太平洋戦争だって8月15日にすべての戦闘が終わったわけではなく、終戦の詔勅のあとに戦死した人もいっぱいいたし、終戦(敗戦)を受け入れることができなかった人もいっぱいいた。

そんな風に時代の変換期は常に「あわいの時代」なのです。

で、その中で僕たちが知ることのできる非常に大きな「あわいの時代」が、「文字以前」の時代と「文字以降」の時代との「あわいの時代」です。

で、AIが人間の知能を超えるのも目前の「いま」も、文字発明以来の大きな「あわいの時代」に突入をしています。これは『あわいの力(ミシマ社)』に書いた「心の次の時代」への橋渡しとなる「あわい」の時代です。これについても考えていきたいと思っています。

▼文字以前と文字以降

さて、未来の話は一応あとにして、寺子屋では、まずは昔の「あわいの時代」、文字の前と後のあわいの時代を見ていきます。

私たちは歴史を考えるときに「西暦」で考えるクセがついています。

特に「紀元前」、「紀元後」では何かが違うという風に思ってしまいます。確かにキリスト教が文化の中心になっている国ではそれも意味がありますが、しかしそれよりも「文字以前」・「文字以降」で考える方が文化的な関連性が見えることがよくあります。

たとえば古代エジプトのプトレマイオス朝のときに日本がどんな時代だったかを考えるよりも、成立年代を西暦で考えるとまったく違いますが日本の『古事記』甲骨文・金文楔形文字(シュメール語)、あるいは『イーリアス(ギリシャ語)』『旧約聖書(ヘブライ語)』を比べる方がさまざまなことが見えてきます。

「文字以前」の時代と「文字以降」の時代では、世界は劇的な変化をしました。

「文字以前」の時代は、文字がないので、むろん正確に知ることはできません。しかし、その文字で書かれたもっとも古いもの、すなわち文字が生まれてすぐに書かれたものには、まだ文字以前の時代の記憶の残滓が残っています。

それが「あわいの時代」の文字資料です。文字が生まれてすぐに書かれたものを読むことによって、「文字以前」の時代のことを知ることができるのです。

寺子屋では中国のあわいの文字資料である「甲骨文」や「金文」、そして日本のあわいの文字資料である『古事記』を中心に読んでいきます。

▼心の誕生

先ほど「文字以前」の時代と「文字以降」の時代では世界は劇的に変化をした書きましたが、そのひとつが文字の誕生によって起った「心※」の誕生です。

9月12日(月)の寺子屋では、この「心の誕生」について扱う予定です。

具体的には以下のことを考えています。

●まずは心の誕生について書かれた2冊の本を紹介する




●甲骨文を読みながら、当時、生贄にされ続けていた「羌(きょう)族」の紹介をする

生贄南地

おそらく12日はこれで終わってしまうと思いますが、もし時間が余っていたら…

●金文『大盂鼎』と中山国の諸器の銘文

大盂鼎

…も見てみましょう(これは次になるかも)。

※「心」について持っているイメージは人によってさまざまです。寺子屋では漢字の「心」を中心に扱います。

参加お決まりの方は info@watowa.net へメールをお願いします。

『イナンナの冥界下り』欧州公演の準備中!

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こんにちは。安田です。

じ、実は…

このブログに書いていたと思っていた多くの記事を実は違うブログ(和と輪)の方に書いていました。すみませ~ん。

http://watowa.blog.jp/

…というわけで、安田としてはとても久しぶりのブログになってしまいました。ほんと、失礼しました。

さて、来年度(2017年度)に予定されている『イナンナの冥界下り』の欧州公演の準備が始まっております。

▼まずはイギリス

まずは今年の6月にイギリスの大英博物館に行き、上演会場の打ち合わせをしてきました。今回の打ち合わせはシュメール語のキュレーターであるJonathan Taylorさんと中東部門の責任者のUrvin Finkelさんでした。

おふたりは大英博物館から「楔形文字」の本も出されています。

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会場案の(1)は大英博物館内にあるシアターです。むろん舞台上の上のものはなくなります。

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会場案の(2)はエントランス・ホール

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写真が小さくて、なかなか雰囲気は伝わりませんが、とても雄大なホールで、ガラスの天井からは穏やかな光が降り注ぎ、入っただけで異界に迷いこんだようになります。

ここに山本浩二画伯の抽象画の老松がかかり、それに光嶋裕介さんの舞台装置が置かれ、その前で古代の儀礼の再現のような『イナンナの冥界下り』が上演されると思うともうわくわくなのですが、でも、ここは入り口でもあり、いろいろと調整が必要なようです。

これから管理部門との交渉や打ち合わせが始まります。こちらはシュメール語の高井啓介先生にお願いいたします。

▼オランダでも


最初の計画では「イギリス」「フランス」「リトアニア」の予定でしたが、フランスの非常事態宣言が延長され、しかもこの上演には子ども(小学生と中学生)も参加するので、フランス以外での上演も探ろうということでイギリスからオランダにも行きました。

オランダのGroningen(フローニンゲン)ではオランダ在住のピアニスト、向井山朋子さんのご紹介でダンサーたちと3日間のワークショップをし、ここでの上演の可能性を探って来ました。

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▼イタリア

そして、来週(9月7日)からイタリアのミラノで、イタリア公演の可能性を探って来ます。

欧州公演での「老松」を描かれた山本浩二画伯の個展がミラノであり、そこでイタリア・アジア文化協会の副理事長で日本文化研究者のSusanna Marinoをご紹介いただく予定です。

帰国後にまたご報告いたします。

今回のミラノ滞在は3泊5日の弾丸出張です。目の前に大好きなヴェネチアがあるというのに(ミラノ→ヴェネチア2時間半。東京→銚子くらい)…。とほほ。

奈々福の”ガチンコ”浪曲講座vol.2の第一回報告(玉川奈々福)

イナンナプロジェクトとしては、4月の西徳寺さんでの「イナンナの冥界下り」以来ご無沙汰しておりますが、
「てんらい」の公演としては、6月に二期倶楽部で「海神別荘」狂言バージョン、8月に金沢・能楽美術館で「海神別荘」と公演を重ねております。

さて!

今年もワークショップの季節がやってまいりました。
イナンナプロジェクトは、「イナンナの冥界下り」を、さまざまな伝統芸能のコラボレーションで公演を重ね、来年の海外公演を目指しておりますが、
お客様に、公演を見ていただくと同時に、伝統芸能を学んでいただき、より理解を深めていただく、という活動も同時進行しております。
それが、多彩なワークショップ。

浪曲師・玉川奈々福は、昨年に引き続き、”ガチンコ”浪曲講座を主催いたします。
この講座は毎月一回、全七回。
浪曲における、声の出し方、節のつくりかた、語り芸のテクニックを惜しみなく伝授するというもので、
初回に募集をかけて締め切り、追加募集をしません。
つまり、七回、稽古を重ね、積み上げていただくことを重視しています。

チラシはこちら。
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去年は、20名募集して、初回29名までふくれあがり、そして最終の七回目の参加者は17人と、大変ほどよい挫折率(笑)。
今回はなんと初回38名様のご参加でした。

浪曲を、学びたいと思ってもらっただけで、相当嬉しいです。
抱きしめちゃいたいくらい嬉しいです。
様々な方が様々な動機、興味、人生の事情があって受講されるのでしょう。
その動機が知りたくもあり。
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第一回は、前半、座学にしました。
日本にはどんな伝統芸能がありますか、と問いかけ挙げてもらう。
その中で、「語り」を中心とした芸能はどれですか。
皆さんが学ぶのは、その数ある芸能の中の、「浪花節」。
それぞれの芸能には芸能のアイデンティティがあり、歴史があり、担った人たちがいて、享受した人たちがいる。
そういうさまざまな要素が、それぞれの芸能の形をつくっています。
いったい、どんな芸能なのか。
そこらへんを、お話ししました。
浪花節がこんな声、こんな表現、そして一人の芸ではないことには、ワケがある、と。
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そして後半は、「啖呵」のお稽古はじめの一歩。
たかだか4行の、それを繰り返すだけ、なのに、皆さんみるみる変わって行く。
面白いなあ。開発し甲斐があるなあ。
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みなさんに、自己紹介と、いまここにいるワケを「腹からの声」で言って頂きつつ、課題レッスン。

皆さんのやる気を浴びて、頑張って浪曲やろうなあという意欲が湧きまあした。
ありがとう!