先日、協賛会員の方のための少人数「刀剣ワークショップ」が開かれ、12名の協賛会員の方にご参加いただきました。講師は、天籟能の会のワークショップにもご登場いただいた刀匠の川崎昌平さんです。

会場を提供して下さったのは千鳥ヶ淵にある「册(さつ):知的に騒がしい-ギャラリー册」さんです。

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▼刀剣のレクチャー
最初は、刀を用いながらのレクチャーです。

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博物館などに行くと、このように刃を下にしている刀を上にしている刀がある。

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刃が下のものは、刀を腰から吊っていた(左)。主に馬上で使うためのもの。刃が上になると馬のお尻にぶつかってしまう。そして、銘もこの向きで打たれている。

刃が上のものは時代劇などでよく見るようなさし方をしていた(右)。刀がぶつかると問題が生じるので、人込みなどでは縦にしてさせるようにという工夫。
 
下向き 上向き

そのほかにもいろいろなお話がありました。

▼刀の鑑賞のしかた
そして、いよいよ刀の鑑賞の方法の伝授です。

全体を下から上、上から下に見て、それから灯りを刀身に当てて黒い地鉄に白い刃文のコントラストなどを見ます。

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▼参加者の方の鑑賞(1)
そのレクチャーを受け、おひとりおひとり全員が刀を手に取り、川崎昌平さんのアドバイスも受けながら刀の鑑賞方法を学びました。

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▼参加者の方の鑑賞(2)

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▼参加者の方の鑑賞(3)
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▼銘を切る:銘切りキーホルダーの作成
最後には、参加者の方のお名前の銘切りをし、進呈しました。

能『小鍛冶(こかじ)』では、表に「宗近」、裏に「小狐」と打ちます。銘がふたつある(ふたつ銘)の珍しい刀です。

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※なお、「銘切りキーホルダー」は協賛会員以外の方からのご注文もお受けすることができます。9月10日までにお申し込みいただければ、天籟能の会の当日に受付でお渡しいたします(ただし、人数が多い場合は当日までに待ちあわない場合もございます。その場合は、後日、郵送させていただきます)。
料金:2,000円(1枚)※2枚以上のご注文もお受けいたします。

noh@watowa.net

天籟能の会の協賛会員へのご応募、お待ちしております。

詳しくは、こちらをご覧ください。
天籟能の会「協賛会員」のお願い

また、「天籟能の会」、チケットもまだございます。みなさまのご参加をお待ちしております。

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