こんにちは。安田です。
じ、実は…
このブログに書いていたと思っていた多くの記事を実は違うブログ(和と輪)の方に書いていました。すみませ~ん。
http://watowa.blog.jp/
…というわけで、安田としてはとても久しぶりのブログになってしまいました。ほんと、失礼しました。
さて、来年度(2017年度)に予定されている『イナンナの冥界下り』の欧州公演の準備が始まっております。
▼まずはイギリス
まずは今年の6月にイギリスの大英博物館に行き、上演会場の打ち合わせをしてきました。今回の打ち合わせはシュメール語のキュレーターであるJonathan Taylorさんと中東部門の責任者のUrvin Finkelさんでした。
おふたりは大英博物館から「楔形文字」の本も出されています。
会場案の(1)は大英博物館内にあるシアターです。むろん舞台上の上のものはなくなります。
会場案の(2)はエントランス・ホール。
写真が小さくて、なかなか雰囲気は伝わりませんが、とても雄大なホールで、ガラスの天井からは穏やかな光が降り注ぎ、入っただけで異界に迷いこんだようになります。
ここに山本浩二画伯の抽象画の老松がかかり、それに光嶋裕介さんの舞台装置が置かれ、その前で古代の儀礼の再現のような『イナンナの冥界下り』が上演されると思うともうわくわくなのですが、でも、ここは入り口でもあり、いろいろと調整が必要なようです。
これから管理部門との交渉や打ち合わせが始まります。こちらはシュメール語の高井啓介先生にお願いいたします。
▼オランダでも
最初の計画では「イギリス」「フランス」「リトアニア」の予定でしたが、フランスの非常事態宣言が延長され、しかもこの上演には子ども(小学生と中学生)も参加するので、フランス以外での上演も探ろうということでイギリスからオランダにも行きました。
オランダのGroningen(フローニンゲン)ではオランダ在住のピアニスト、向井山朋子さんのご紹介でダンサーたちと3日間のワークショップをし、ここでの上演の可能性を探って来ました。
▼イタリア
そして、来週(9月7日)からイタリアのミラノで、イタリア公演の可能性を探って来ます。
欧州公演での「老松」を描かれた山本浩二画伯の個展がミラノであり、そこでイタリア・アジア文化協会の副理事長で日本文化研究者のSusanna Marinoをご紹介いただく予定です。
帰国後にまたご報告いたします。
今回のミラノ滞在は3泊5日の弾丸出張です。目の前に大好きなヴェネチアがあるというのに(ミラノ→ヴェネチア2時間半。東京→銚子くらい)…。とほほ。