yasuda
(安田 登)

昨日はワークショップ全般に関してお知らせをしましたが、能楽ワークショップについて、もうちょっと書きますね。

まずは受講料ですが、これは基準受講料を「2,000円」にしますが、しかし寺子屋と同じくお賽銭方式にしますので、2,000円を基準にお賽銭箱(かお賽銭袋)に適当にお入れください(というか、入れなくてもかまいません)。

2時間の内容は、たとえば呼吸の回ですと、だいたい以下のようになります。

・まずは謡を謡ってみる。『鶴亀』
・「呼吸」についての言葉からの説明(漢字や和語やヘブライ語やギリシャ語や…)
・「呼吸」についての解剖学的な説明
・「呼吸」についてのエクササイズ(1人でするもの、数人でするもの)
 ※家でできる方法も紹介します。
・発声のエクササイズ(いわゆる発声方法ではありませんが)
・もう一度、謡『鶴亀』を謡ってみる

<ここら辺で休憩?>

・まずは、自分のイメージする「すり足」をやってみる
・能のすり足の基本をお話する
・解剖学的な話もちょっとする
・能のすり足を何回か稽古する
 ※あとは家でも稽古する

・シュメール語を謡で謡ってみる

…みたいな感じになると思います。

内容の詳細は参加される方によって変わります。覚悟を決めた方が多いと、かなりディープな内容になりますし、カルチャーセンターくらいのノリで、という方が多ければ軽い内容になります。

日時は会場と安田の都合で決めておりますので、もうしばらくお待ちください。

参加ご希望の方は「info@watowa.net」にメールをいただけましたら決まり次第、お知らせいたします。

「能楽の謡と動き~神聖なる身体に目覚める~」
講師安田 登(やすだ・のぼる)
連絡先

info@watowa.net(和と輪)

概要

今回の公演の<核>となるのは、能と狂言、すなわち「能楽」です。能楽は650年以上も、一度も途切れることがなく続けられているエンターテインメントとして、世界で唯一の芸能です。しかし今回のような古代の神話を演じるにも最適な「神聖祝祭劇」なのです。

能の動きを解剖学的な視点からも眺め、さらには自分の身体を使って謡い舞ってみることによって、なぜそれが「神聖祝祭劇」たり得るのか、自分の身体に隠れている神聖さとは何か、可能性とは何か、そういうことを考えていきたいと思います。

今年はおもに「呼吸」と「すり足」を中心にアプローチをしていく予定です。

予定第1回:呼吸(1)和の呼吸の基本、立つ、『鶴亀』を謡う(1)
第2回:呼吸(2)呼吸筋をゆるめる、すり足の基本、『鶴亀』を謡う(2)
第3回:呼吸(3)呼吸の深層筋へのアプローチ、すり足の基本、『鶴亀』を謡う(3)
第4回:大腰筋の活性化、すり足を深める、『鶴亀』を謡う(4)
第5回:足裏の覚醒、すり足をより深める、『土蜘蛛』を謡う(1)
第6回:大腰筋への別アプローチ、すり足をさらに深める、『土蜘蛛』を謡う(2)
第7回:上半身と下半身をつなげる、『土蜘蛛』を謡う(3)
備考お持ちの方は「足袋」「扇」。ない方は購入の必要はありません。