あんがるたあきいがるしえ(タカイ)先生の「メ」のツイートに触発されての、安田の「メ」の妄想ツイートをまとめてみました。

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まとめ

  • あんがるたあきいがるしえ @inannasdescent2015-06-17 00:39:10
    さて,今度はいきなり22行目へとワープです。shembi lu2 he2-em-du he2-em-du igi-na ba-ni-in-g'ar しえんび る~ へ~えむどぅ へ~えむどぅ いぎな ば~に~いんがる。こんな感じでしょうか。イナンナが七つのメを纏っていく場面です。
  • あんがるたあきいがるしえ @inannasdescent2015-06-18 02:36:29
    う~む。イナンナがウルクにメを持ち帰ったあとで,ウルクが高度な文明の恩恵に浴することができるようになったとあります。高度な都市文明を成り立たせる様々なもの(社会的慣行とか宗教的慣習とか技術といった)がメとされるようです。抽象的なものもありますが,物理的実体を伴うものもあります。
  • あんがるたあきいがるしえ @inannasdescent2015-06-18 02:42:37
    いろんなリストがあってさまざまでわかりにくいのです。でも,われわれの物語『イナンナの冥界下り』では,メは確実に物理的実体を伴ったもの。技術の結果生じたもの,つくられたものです。イナンナは衣服や装身具としてのメを身体につけることによって危険から身を守ろうとしました。
  • あんがるたあきいがるしえ @inannasdescent2015-06-18 02:45:42
    メを保有することでもイナンナに威信と力が付与されていると思うのです。イナンナはそれをよりわかりやすい装飾品として身につけることで,さらに自らの威光が高まり力に満たされるという安心を得たかったのではないでしょうか。台本では「霊力」とされますが,それはとてもいい訳だと思います。
  • あんがるたあきいがるしえ @inannasdescent2015-06-18 02:58:55
    とまれ,しぇんび。shembiは五番目のメ(me)です。しぇんびはコール墨(kohl)。アラブの女性が眼のまわりにひくアンチモニーのアイライナーらしいです(写真参照)。昔昔ダマスカスの街角で,この眼に射抜かれたことがあった(かも)。 pic.twitter.com/K5n6L4IJ13
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:48:14
    朝から原稿のつもりが、昨日のタカイ先生(あんがるたあきいがるしえ先生)が書かれていたシュメール語の「メ」についていろいろ妄想したのを書いてしまったので、これから連投します。でも、これもいつか原稿として生きてくるはずですっ!
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:48:35
    メの妄想1)あんがるたあきいがるしえ @inannasdescent 先生の『イナンナの冥界下り』は「メ」に突入!「メ」が何かはよくわかりません。神々が占有する特別な「力」と先生が解説される「メ」は物語の中では7つの「物理的実体を伴ったもの」として描かれます。おお、様々な妄想が…
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:49:04
    メの妄想2)「メ」の楔形文字はこのように書かれますが、さらに古い文字を見ると右のようになります。甲骨文字をちょっとでも齧ったこのある人ならば、これを見た途端「おお、これは!」となるはずです。 pic.twitter.com/R9abkJJ8aO
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:51:30
    メの妄想3)そうです。「示」の甲骨文字とそっくりなのです。「示」は神や祀や祭などにつく神位を表す文字の偏ともなります。で、これは何かというと生贄や神位を置く台です。ですからここから血や灌酒が垂れている文字もあります。 pic.twitter.com/5I0JZnhZhY
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:53:23
    メの妄想4)ちなみにこの台がでっかくなると「でっかい神(最高神)」を表す「帝」になります。殷の時代の最高神は「帝」、周の最高神は「天」です。おっと周は今はいいですね。 pic.twitter.com/FuoMktCDq9
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:53:38
    メの妄想5)さて、この「示」に「肉(月)」を「手(又)」持って置く形を表す文字が「祭」になります。ちゃんと血もだらだら垂れています。なんてことを考えるとシュメール語の「メ」も、もともとは生贄を置く祭卓を表す文字だったのかなぁなんて妄想するのです。
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:54:26
    メの妄想6)ちなみに「示(ジ)」という音は寘(シ)=置くです。でも英語のputよりはbeに近い。で、面白いと思うのは「me」という音も、シュメール語の「to be」の語根なんですね(トムセン§535)。「示」も「me」も「ある、存在する」ということからの派生語です。
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:55:07
    メの妄想7)さあ、こうなるともう妄想バリバリです。「to be」といえばヘブライ語で神を表す神聖四文字「יהוה(YHWH)」、これも「to be」がルートになっているとも言われています。となると「me」と「יהוה」も何となく発想は近いのかも、なんて妄想してしまうのです。
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:57:40
    メの妄想8)でも、だからといってシュメール語の「メ」が、ヘブライ語の神聖四文字に影響を与えた、なんて安易に考えてはいけませんね。こういう安易は発想は日本の帝はシュメールから来たなんて発想を導いてしまいます。それよりも人類の発想の類似に思いを馳せた方がいいです。
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 07:58:04
    メの妄想9)さて「示」は神意が示されるということで「示す」という意味で使われます。で「示」系の文字で「示」と音系が同じなのが「視」。「視」は示された神意を視るという意味です。となると「視る」というのは自分で視るのではない。神によって視せられたものを視るという受動的な行為なのです。
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 08:04:54
    メの妄想10)さあ、こうなると「メ」と「目」も、さらに「かみ(神)」の「み」も関係あるんじゃないか、という妄想になるのですが、ここまで行くと例の「シュメール=日本」という怪しすぎる発想にも引きずられるおそれがあるので、あまり書きたくはないのですが、でも発想としてはありえるかも。
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 08:08:48
    メの妄想11)古代日本語の神の霊力を表す語は「み(わだつみ)」「ひ(かみむすひ)」「ち(をろち)」があります。各語が神や人名を表す言葉の語尾について神位を表すように、YHWHもイザヤ、エレミヤのように人名の語尾に付くのも何となく気になる…。あくまでも発想の類似性としてね~。
  • 安田登 @eutonie2015-06-18 08:10:33
    あながるたあきいがるしえ先生のツイートに刺激されてのメの妄想、以上!ああ、朝から楽しかった~。さ、ちゃんと仕事をしよっと。では~。